2025年度 大崎リサイクルシステム視察受け入れレポート
2025年度、大崎町SDGs推進協議会では、65件/635名の視察を受け入れました。協議会の立ち上げの2021年から累計すると、336件/2,770名になります。
全国各地から多様な立場の方々が大崎町に足を運んでくださった一年でした。
全国から集う、多様なプレーヤーたち
2025年度にお越しいただいたのは、例えば次のような皆さまです。
- サステナビリティ経営や廃棄物処理の適正化に関心を持つ民間企業
- 「リサイクル率日本一」のごみ処理システムに学ぶ自治体関係者
- 住民の分別意識や行動変容の仕組みに関心を寄せる民間団体
- SDGsや循環型社会をテーマに学ぶ学生・教育機関
施設見学では、住民の方々が分別を行った先で、どのようにして処理されているのか、そして大崎町がまちぐるみで取り組んでいる循環の仕組みについてご案内しています。
また、2025年度では小学校、中学校、高校、大学、大学院といった幅広く教育活動にも関わる年となりました。
町内の小学校向けの社会科見学及び探求学習支援、大崎中学校での出前授業、近隣の高校の生徒会研修など、自分たちが住む地域について学び考える機会に伴走しました。

中には、研究・技術開発の分野からの視察もありました。
例えば、東京大学のアントレプレナーシップ寄付講座「ディープテック起業演習」を受講する大学院生の皆さんを受け入れました。早稲田大学および東京大学の院生で構成されたチームです。
彼らが取り組んでいるのは、MOF(金属有機構造体)を活用したケミカルリサイクルによる、小型プラスチック分解プラントの事業化です。
この技術は、まだ研究段階(ラボスケール)にあり、実用化には今後10年近い時間をかけて開発を進めていく必要があるといいます。
そうした中で彼らは、「将来的に技術を社会に広げていくためには、受け皿となる資源循環の仕組みが不可欠である」と考え、全国でも資源循環の先進地として知られる大崎町を訪れました。
視察では、埋立処分場、大崎有機工場、そおリサイクルセンターを見学し、現場で働く方々の声や、分別から処理につながる実際の流れを丁寧に確認されていました。
最先端の技術と、地域に根ざした循環の仕組み。その両方を結びつけながら、これからの資源循環のあり方を模索する姿が印象的な視察となりました。
「普段見えない世界」に触れる体験
案内役を務めた協議会スタッフや役場職員、そしてそおリサイクルセンターで働く皆さんに対しても、多くのあたたかい言葉をいただきました。
- 生き生きとご案内・ご説明くださり、リサイクル率日本一ということに誇りをもってお仕事をされていることを感じました。
- ごみを減らすという一点で皆さんが協力し合っている事が良く分かり、感銘を受けました。
また、視察と一緒に、体験型宿泊施設「circular village hostel GURURI」に宿泊し、大崎リサイクルシステムの根幹となる、住民の方々が普段行う分別を実際に体験をする方々も複数いらっしゃいました。
- 「これはどうやって処理されるのか」、「何の素材でできているのだろう」と普段何気なく捨てているものに向き合う貴重な体験になりました。
- 分別を含む循環を体験でき、自分事として暮らしに反映させられる体験型学習が非常に有効だと実感しました。
「知る」だけでなく、「やってみる」。
体験を通じて初めて、自分の暮らしと循環がつながります。
2026年度も、循環の現場でお待ちしています
2026年度も引き続き、大崎リサイクルシステムや協議会の循環の取り組みを学びに来てくださる皆さまを歓迎いたします。
視察をご検討の方は、ぜひ大崎町SDGs推進協議会までお問い合わせください。
皆さまと現場でお会いできることを、心より楽しみにしております。