大崎町SDGs推進協議会事務局 事務所をリニューアルしました!

このたび、大崎町SDGs推進協議会事務局(以下、協議会)の事務所をリニューアルしました!

整備に当たって、大崎町ならではの創意工夫を凝らしました。これからオフィスにお越しになる方々はもちろん、イベント等を通じて住民の方々にも実際に使っていただける場を目指します。

新しく会議室をオープン

協議会の設立以来、大崎町を訪れるお客様も増え、協議会事務所にもそうしたお客様に、いつでも大崎町の取り組みをわかりやすく説明したり、打ち合わせをしたりするスペースが必要となってきていました。

そこで新たに一室借り受け、執務室と会議室を分けた構成としました。会議室側には中央に簡易的な間仕切り壁を設置し、会議室1と会議室2・個別作業室を設けました。

間仕切り壁に着目

大崎町SDGs推進協議会

会議室は事務所を訪れてくださる方々をお招きしたり、オンライン会議上の背景として見られる機会が多くなります。そこで新たに設ける間仕切り壁に着目。初めて見る人の興味を引き、大崎町のことをより深く知るきっかけになるような工夫として、表面・裏面に「大崎リサイクルシステム」を表す仕組みを導入しました。

壁の設計・施工は大崎町出身の宮園孝都氏と妻の麻子氏による建築ユニット・綴組(*1)に依頼しました。

大崎リサイクルシステムのこれまでと、これからを考える言葉たち

主に利用される会議室1(表面)には、鹿児島市で活躍するデザイナー冨永功太郎氏(*2)による「大崎リサイクルシステム」に関するキーワードを用いた展示パネルを設けました。

同氏に実際に大崎を視察してもらい、その中で印象に残った話からキーワードを抽出、様々なサイズや並べ方を検討していただきました。あえて町外の視点から言葉を選ぶことで「大崎リサイクルシステム」の驚きや発見を素直に表現しました。壁にはごみ箱を模した11種類の形が異なる穴があり、「リサイクルの町」ならではの風景になっています。

これらを見た人が疑問を持つことで対話が生まれ、疑問を解決することで記憶に残る体験になると考えています。

分別の体験と実験を行う場

会議室2(裏側)は事務所内のごみステーションとなっています。

大崎町ではごみを分別する際、洗って汚れを落とし、乾かし、27品目に分けています。その光景もまた大崎町ならではのものです。展示として分かりやすく工夫すると同時に実際に体験してもらい、直接リサイクルに触れる場となっています。

またここでは、分別の所作にも着目しており、現在のリサイクルの仕組みを見直すとともに住民の生活がより便利になるような仕組みの実験も行っていく予定です。

今後について

協議会の活動は「大崎リサイクルシステムを知ってもらうこと」から始まります。この場所ができることで、対話・体験が加わり、事業の質が向上するとともに協議会が描くサーキュラーヴィレッジの実現につながるよう今後も多くの方に幅広く利用されることを願っています。

(文・企業連携担当 遠矢将)

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