夏の自由研究のため親子3組が大崎町に来てくれました

自由研究 視察

8月は、子どもたちの夏休み。夏休みの風物詩の一つといえば、自由研究。毎年テーマ探しに奔走する親子も少なくないはず。

そこで鹿児島県内の親子を対象に、大崎町のリサイクルシステムを学べるツアーを実施。分別が開始された原点の埋立処分場から始まり、有機工場、リサイクルセンターを回ります。

当日は炎天下の中、3組の親子が集まってくださいました。

「ごみってなんだろう?」を考えながら3つの施設見学へ

自由研究
道の駅に集合。鹿児島県内各地から集まってくれた

普段の生活で自分が出したごみに対して、ごみ箱に入れたあとのごみの行方や処理の方法まで考えることって、大人でもなかなかないですよね。

子どもたちには「今日の視察をきっかけに、ごみの行方について考えてみてほしい」と思い、ごみに関する質問も入れた簡単なワークシートを作成しました。

裏面には自由研究のヒントも記載

参加してくださった皆さんが暮らす地域では、ごみは焼却処理をしているとのこと。そのため「燃えるごみ」という分別品目や、ごみを燃やす場所がない大崎町では、ごみを埋め立てているという光景に驚いていました。

海外では大崎町と同じように、埋立処分をしている地域が大半だということも合わせてお伝えしました。

埋立処分場
8月4日時点で上から見た埋立処分場
自由研究
自由研究

施設間を移動の途中、ごみステーションに立ち寄り、住民の方々がどのようにごみを出すのかもご紹介。

子どもたちは皆、メモをとりつつ話に耳を傾けていました。

「ごみ出しのお手伝いもしてみてね」とも伝えましたがその後、子どもたちはお手伝いしたかな。いかがでしょう!?

自由研究

次に、大崎有機工場へ。

有機工場は町中の生ごみ・草木が集まり、少ないとはいえ独特な発酵臭がするため、子どもたちの中には苦手な子もいます。また、分解や発酵の仕組みを理解するのが、少しむずかしいスポットでもあります。

そこで、生ごみさえ分けていれば、他のごみも分別しやすくなること、堆肥化を行えばリサイクル率がグンと上がること、生ごみと聞くと不要なもののような気もしますが、きちんと扱えば資源になることという、3つのポイントをおさえて、お伝えしました。

大崎有機工場
大崎有機工場
おが粉
生ごみの水分を吸収するための、おが粉。「カブトムシの匂いがする!」と言う子も
堆肥
完熟堆肥になる前の発酵の熱を体感。まだほんのり温かい

最後にリサイクルセンターへ。ちょうど収集されたごみを運び入れる場面に、立ちあうこともできました。

資源になるものがこんなにたくさんあるんだと気がついたり、普段自分たちが生活で使っているものが資源になるためにはこんな処理をしているんだと驚いていたり、ごみってこんなに多いんだと圧倒されたり。それぞれ、いろんなことを感じたようです。

そおリサイクルセンター
そおリサイクルセンター
そおリサイクルセンター
そおリサイクルセンター
スチール缶とアルミ缶の圧縮ボックス。見た目は同じだけれど重さが違うことを体験
そおリサイクルセンター
回収された食用油は精製され、リサイクルセンター内の重機に使われている

そして最後にサプライズが。

参加してくれた子どもたちの中で最年長の子から、お礼の挨拶をいただきました!

自由研究
自由研究

後日、感想メールをいただきました

ツアー終了後、参加してくださった方々から、メッセージが届きました。その一部をご紹介いたします。

​​「昨日は大変暑い中ありがとうございました。今回の見学、ご連絡してみて本当によかったな~と思うところでした。

子どもたちはもちろん、私自身がすごく勉強になり、昨晩の食卓は大崎のリサイクルについての話で盛り上がりました。

これも、中垣さんの説明が大変わかりやすかったお陰だと思います。子ども達もすごく詳しく主人に説明をしていました。

最後の挨拶は、甥っ子に移動中の車中でお礼を一言いいかな?と伝えただけだったのですが、文章をきちんと考えていて私もびっくりしました。今後の子どもたちや親御さんにも、大切なことを学んだ2時間半でありました。」

「昨日は暑い中、お疲れ様でした!! るるさんが笑顔で楽しく伝えてくださったので、とても分かりやすく娘も楽しそうでした。

家に帰って、忘れないように早速思ったことなどノートにまとめたりしていましたが、どんなものが出来るのか(汗)一緒に楽しみながら自由研究を完成させたいと思います。

大崎町がリサイクル率83%に対して、住んでいる鹿児島市は12%という低い数字に、子どもながらにこれはマズイ!と思ったようでした(笑)。(中略)おかえり環ちゃんの堆肥を買いに行きたいね。と主人とも話しているところです。」

「大変お世話になりました。夏休みの自由研究は毎年、題材を探す事から始まります。今年は何にするか悩んでいる時に知り合いから聞き、参加させていただきました。リサイクル率日本1位の大崎町について説明を聞きながら驚きと感動で一杯になりました。」

さらに、完成した自由研究を写真で送ってくださる親子さんも。それぞれていねいに仕上げてくれていて、私たちもうれしくなりました。

大崎町のリサイクルの取り組みが、特別なものでもなく、少しでも自分の暮らしを変えるきっかけになってくれたらと思っています。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

(文・広報PR担当 中垣るる、立花実咲)

プレスリリース

なし

クレジット

ご協力いただいた方々

  • 有限会社 そおリサイクルセンター
  • 曽於南部厚生事務組合清掃センター
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